東日本大震災45

今日、というか昨日、「王冠サポーターズ」の管理人「もも」が、愛媛−宮城を走破してチーム王冠に合流してくれた。
挨拶もそこそこに、失礼な言葉を聞き流し、現場に送り出してやった。

そんな時、急遽一報が届いた。
先日行った石巻渡波周辺エリアで3日間、給水も食事の配給も止まった。
「?????なんで????」
また、現地に走ってもらえないかという依頼を受けて、OKした。

炊き出し用のストックはあるが、食事系の在庫はそんなに無い。
他のボランティア団体も、支援受付ストップしているところが多く、在庫もあまりない。
最悪、途中で買い込むことを覚悟して、準備を進めた。
情報収集もしながら、仲間と合流。いざ、石巻へ。

まず、21日から配給が炊き出しから弁当に変わったらしい。
その必要数から、自宅難民のリストを削除したことがわかった。
さらに、炊き出しを担当するボランティア団体のボランティアが、学校再開などで登録数が激減してまったく機能しなくなった。
そして、わりと活躍を耳にするボランティアグループも、食事系の在庫はあるが、もっとひどいと言われる牡鹿半島を中心に動いているため、石巻地区まで手が回らないらしい。驚くことに、石巻市で所有している給水車はわずか3台。
稼動しているのはたったの3台のみだ。

理由は定かではないが、自衛隊の風呂部隊も引き上げ、再開は1週間後。

すいません。何でこんなことが起きるのか?
誰か、頭のいい人教えていただけませんか?
マスコミも、震災の話題はもう古いとか、ボランティアチームの売名行為だといって取り合いもしない。
地元テレビ局にも俺は行ったがだめだった。
行政もマスコミも力を貸してくれない。

県庁職員も、他行政区職員などツテをたどって調べてもらって帰ってくる言葉は、悲嘆と憤慨ばかり。いまは俺たちがやるしかない。

W高校の避難所でも、エサを与えないで下さいと言わんばかりに追い返された。
必要な物資が目の前にあり、手を伸ばせば届くところにあるのに、つかませてはもらえない。
「おまえらのやっているのは自己満足だろうがっ!」と、噛み付かれた。
何人かの人は、何でもらえないんだと声を上げたが、食事がご飯と汁だけだと、戦う力もわいてこないだろう。

W高校。
ここの生活は、あまりにひどい。洗濯もできません。
老人が多くて、杖ももらえない、老眼鏡ももらえない。
「靴が欲しい。」という老人に、サイズの合わない、他人から借りている靴を履いている老人に配給するくつが無いとは言わせない。
巨大な体育館を埋め尽くし、2階席も埋め尽くし、玄関まであふれ出し、置き場所が無く屋外にブルーシートをかけてロープグルグル巻きでとってある支援物資に1足の靴も無いとは言わせない。

仕入れの経緯はわからないが、毎日賞味期限の切れたパンばかりで、十分だと俺にはとうてい思えない。





支援の志がある人は、一次対応してくれる仲間、王冠サポーターに連絡して下さい。
コメント欄、伝言場、個別メールでは対応が遅れる可能性大です。

2011/4/23 03:41